門川大作 京都市長

「文化首都・京都」が誇る、世界遺産 元離宮二条城。そんな二条城を舞台に、音楽、舞踊、スポーツから伝統産業まで、ジャンルと年代を超えた文化芸術の総合エンターテインメント「京都音楽村」の御開催を、心からお慶び申し上げます。
長く続いたコロナ渦の出口が、ようやく見えつつあります。一方で、国際情勢の緊迫や、相次ぐ自然災害も発生。世界に分断と悲しみが生まれる中にあって、文化芸術は、人々の苦しみや悲しみに寄り添い、苦難を乗り越える活力を与えてくれるかけがえのないものだと存じます。
そんな文化芸術の担い手育成、そして東北、トルコ・シリアの被災地の復興支援などを目的に開催される「京都音楽村」は、ＳＤＧsの達成や世界平和にも貢献する営み。私はそう確信しています。
御来場の皆様におかれては、熱い思いがこもった催しの数々を、心ゆくまでどうぞお楽しみください。
本年３月２７日には、機能を更に強化した「新・文化庁」が京都に移転。１０月には京都市立芸術大学が京都駅東部エリアへ移転する本市では、新・文化庁ともしっかりと手を携え、文化の力で日本を元気に。今後も様々な取組を進めてまいる決意です。皆様のお力添えをお願い申し上げます。
結びに、開催に御尽力いただいた大森総合プロデューサーをはじめ全ての関係者の皆様に厚く御礼申し上げ、挨拶に代えさせていただきます。